組織のルールを設計する
ホラクラシーをベースにした「コンパクトガバナンス宣言」を制定
- 以前はホラクラシーを導入していました。
- 会社がスケールしてきたこともあり、全員がルールを理解し実行するのが難しい
- 役割の階層が深くなると全体として透明性が失われてしまう
- 柔軟な設計により、より変化に対応した会議体にしたい
- 情報の淀がないことをテーマに「コンパクトガバナンス宣言」を制定
- 軽いフレームワーク
- 情報の流れ
- 会議規定は減らし、各自が必要なコミュニケーションを考える
ホラクラシーとは、「自律的なグループに決定権を分散させることで、それぞれのグループが能動的に活動できるようになる組織管理システム」のことです。ホラクラシーでは、ガバナンスミーティングと呼ばれる意思決定の会議が規定されており、その会議で新しい役割とその役割にどこまでの決定権を分散させるかを明示的に決定していきます。
しくみ製作所ではホラクラシーを3年間運用してきました。その中で、以下のような課題を感じ、独自の宣言を作成することにしました。
そこで、ホラクラシーの役割(グループ)やガバナンスミーティングなどの概念は残したまま、以下3点を改善しました。
情報透明性を意識し取り組むことにしました。また、完全に委譲するというよりも、会社運営に関わる人と、そうでない人はゆるやかに分け、運営に関しては全体で情報を共有、全体感を持った上で動的に動いていくイメージを持っています。
コンパクトガバナンス宣言のより詳しい内容は以下をご覧ください。
自分のスキルを設計する
お茶会・寺子屋によるメンバーのレベルアップ
- お茶会
- メンバーが主体的に開催している勉強会もしくは相談会です。テーマ毎にお茶会が設立されています。例えば、Ruby や Ruby on Rails のコードを読む「ヨムカイ」や競技プログラミングの問題を解く「トクカイ」などがあります。
- 主なお茶会
- ヨムカイ
- トクカイ
- バックエンドお茶会
- フロントエンドお茶会
- アプリお茶会
- etc...
- 寺子屋
- ポテンシャル枠のエンジニア(通称:ポテ枠)を採用しています。ポテ枠とは、プログラミングスクールを卒業した実務未経験のエンジニアです。そんなポテ枠のエンジニアが自発的に学べる場を寺子屋として提供しています。寺子屋には仕事に役立つドキュメントが揃っており、いつでも学ぶことができます。また、わからないことがあればメンターに相談することが可能です。
グレード制度による目標設定
- 2021年下期からグレード制度を導入しました。グレード制度とは、メンバーをグレード毎にわけ、次のグレードに進むための目標設定をする取り組みです。次の目標が明確になることで、日々の仕事に取り組みやすくなります。
自分の生活を設計する
リモートワークによる生活での選択肢の増加
- 好きな場所に住んで働く
- 自ら働く場所を選択できるのがリモートワークの醍醐味でもあります。その日の気分やスケジュールに合わせてカフェやコワーキングスペースから働くことはもちろん、住む場所自体も自由に選択することができます。
- 移住ブログ
- 通勤時間の活用
- 通勤に要していた時間は人によって様々かと思いますが、リモートワークでは、その時間をやりたいことに活用できます。
- 一日の過ごし方ブログ
過去、海外旅行をしながら働いていたメンバーもいました。こうして海外から働くことも、故郷に帰ることも、新たな新天地などへの引越しも、望みさえすれば近い将来、実現可能な日常とできるのがリモートワークです。
また、しくみ製作所は これまでもそうですが、これからもオフィスを持つ予定はありません。急な出社がないのはもちろんのこと、リモートワークの取り止めも考えていない為、安心して移住などをご検討いただけるかと思います。
例えば、読書。積読を減らすにはもってこいの朝のルーティンが組めるのではないでしょうか。電車の中での読書とはまた違った、ゆったりとした時間の中で読み進められる幸せを感じます。
睡眠。ギリギリまで寝ていたいと思う人は多いでしょう。特に疲れが溜まっている時などは、睡眠時間を少しでも多く確保したいものです。
普段の生活の中で、好きなことに充てられる時間が増えることは、ワークライフバランスを整える上でも重要だと考えます。
目的ベースの働き方と思いやり休暇
- 目的と役割分担ベース
- しくみ製作所では、目的に向かってチームで協力しながら進んでいくことを重要視しています。目的を達成するために必要な役割分担を設計し、各役割を果たせるように各々が主体的に動いています。
- 思いやり休暇
- 目的に向かって頑張っていて、関係者内で調整・合意ができているのであれば、有給を使わずに自由に休みが取れる制度です。